絶対の狭間の中で 鉄板レースの面白味
舞黒一太郎の優雅な電脳日記
目次 http://d.hatena.ne.jp/microititaro/20040911
●絶対の狭間の中で 鉄板レースの面白味
舞黒一太郎です。
中央競馬1月10日の中山10R、新春賞で三連単814,930円の大万馬券が出現しました。100円が81万4千円にもなったわけです。当然勝利した人はごく少数であり、大半の人はあまりの高配当に「これじゃしょうがねえや」とスッパリあきらめたことでしょう、しかし三連単ではなく、逆に一点て大勝負に出て結果は敗北、肩を落としていることを知っている人はほとんどおりません。
このレースを顧みてみましょう。人気順位とオッズを上げてみます。
1番人気 5 1.5
2番人気 4 4.5
3番人気 10 10.8
4番人気 6 11.6
5番人気 9 19.7
6番人気 7 29.7
7番人気 14 36.0
8番人気 3 39.2
9番人気 8 69.5
10番人気 11 74.3
11番人気 12 121.0
12番人気 1 156.0
13番人気 2 188.9
14番人気 13 209.8
このレースがなぜ勝負レースなのかを説明する必要があります。それはある競馬研究者が私に、その人のノウハウをパソコン化することの代償として教えてもらった秘法の一つなのです。公開すると、秘法が秘法となくなると言いますが、もうかなりの人が実践しておられるようなので、この際公開することにしましょう。
オッズ1番人気が1.6倍以下の馬の連対率(二着以内)は80%近くもあり、3番人気のオッズが2番人気のオッズの2倍以上あれば,1番人気と2番人気の一点買いで勝負するというものです。この例の場合1番人気の単勝オッズは1.5倍で1.6以下であり、3番人気オッズは2番人気オッズの軽く2倍以上ありますので、このレースはその対象となります。
強気の人は馬単(5.2倍)で勝負、普通の人は馬連(3.4倍)、弱気の人はワイド(1.7倍)を選択します。
一般的に考えると馬単はリスクが大きく、ワイドは小さいとされていますが、それは間違っています。リスクは同じです。人はまさにそれぞれですが、それを承知した上で、私は中庸の馬連を選びます。
1番人気、2番人気の一点買いはもともと購入者が多く、そのため購入金額が少々多くてもオッズ変動は少なく、この例の場合のように1番人気のオッズが極端に低く、2番人気と3番人気のオッズ差が大きい場合は、それが特に顕著化します。当然オッズは低いのですが、1点という、効率としては一番よい投資方法だけに、リターンは大きく、この数少ないチャンスを待って大金で勝負をかけてくる人が存在しているのです。
しかしこの二強が飛べば,高配当が出現することになります。三連単814,930円という超高配当は、二強が飛んだ上、さらに人気薄の二頭が絡んだから出現した例です。(絶対が飛ぶ)と実においしい局面が現れます。(絶対は絶対ではなく、出現確率は低くとも、小が大となる絶好のチャンスなのであり、またとない一攫千金の場)ということになります。
三連単ではどうしても購入点数が多くなり、買い目をいかに絞るかが一番の問題となります。そこですぐ目がいくのが1番人気、2番人気の連対率の高さです。1番人気、2番人気を軸で購入すると、的中率こそ上がりますが、肝心の回収率はさっぱりのはずです。しかし1番、2番人気を外すと、的中率が極端に下がり、当たった場合、少々高配当が出ようと、多点買いの弊害から、回収率はさっぱりあがらず状態になってゆきます。 そこで三連単の高配当をめざす場合、1番人気のオッズの低いレースは見送りにする、はずすという戦略をとりがちとなるのですが、それは(常識のワナ)にはまることになり、この例のような高配当馬券を取ることは出来ません。
(鉄板レース)は1点投資、馬単、三連複、三連単、さまざまな投資法にとって,さまざまの意味で(おいしいレース)なのです。
※三連単買い目計算 http://blog.livedoor.jp/sin1100/afe60c98.html
※投資の法 http://d.hatena.ne.jp/microititaro/20050103
※SP23 http://homepage2.nifty.com/microititaro/SP23.htm