二流が一流、さらに超一流になるための、新メンタルトレーニング法 

microititaro2005-01-19

 舞黒一太郎の優雅な電脳日記

         目次  http://d.hatena.ne.jp/microititaro/20040911





舞黒一太郎です。


 ○二流が一流、さらに超一流になるための、新メンタルトレーニング法 1

 
 プロ野球の世界を考えてみましょう。チーム選手は一軍、二軍、三軍と分類さ
れ、一軍と二軍以下には待遇面で厳然たる差別があります。また同じ一軍であっ
ても、スーパースターと呼ばれる超一流選手はさらに別格となります。
 二軍以下の大半の選手は、身分保障がまったくないばかりか、いずれは首切り
の運命にあるのです。
 二軍の選手とはいえ、プロ野球でスカウトされたるくらいですから、素質は皆、
かなりのレベルであったはずですが、その後なぜこのように差がつくのでしょう。



 広島カープの練習はスパルタで有名です。また長島巨人が最下位に落ちたとき、
地獄の特訓ではい上がったことも伝説となっています。しかし練習量をいかに多
くしてもその成果が出るのは、野球を知らない若手のみで、古株の選手は逆にケ
ガが増えるだけなのです。厳しい練習でもっていけるレベルは、せいぜい一軍半
のレベルが対象だということです。本当に優勝を狙うには、それよりもっと違う
次元の練習が必要です。


 まず一軍に入るための結論を言いますと、以下のことが必要です。


1,「自分の欠陥を素直に認識する、つまり本当の自分を知る」ということです。
おそらく今までは相当チヤホヤされてきたはずで、自分も相当自信があったはず
ですが、所詮アマチュアレベルでの話です。プロの世界に入ればそれが通用する
かどうかはすぐわかります。そこで自分の能力を冷静に見つめること、これが出
来るかどうかが第一歩です。


2,自分の欠点がわかったら、それを矯正するための自分の勉強を開始し、別に
他人の良いアドバイスを捜します。利用出来る者は先輩、コーチ、目下の者、す
べての人を利用します。


3,方針が決まったら、いかに無駄なく、最短時間で実現出来るかを考えます。


4,実施に「これでまあいいか」などという妥協は許されません。妥協すなわち
引退です。



 このことから、頭の悪い人はよほどの天性の才能がない限り大成はしません。
もちろん学力とは全く関係のない、生きていくための頭の話です。入団選手(会
社であれば新入社員))の入団テストに、そいうった能力があるかどうかをチェ
ックするようにすれば、育成における球団の無駄な費用を省くことができ、また
若く前途のある青年の人生をスポイルする悲劇を防げます。



 4、までのことをやればまず一軍にあがれますが、それ以上となると、必要と
される場面でかならず結果を出さねばなりません。これが凡人には難しいのです。
これでその選手の評価は決まりますが、ほとんどの場合、これは本人の持って生
まれた天性に左右されます。良い選手とは、普段の態度はどうであれ「本番に強
い」奴です。いかに練習で素晴らしくても、本番に弱ければ評価はゼロなのです。
これを実現する方法にメンタルトレーニングがあります。


 メンタルトレーニング自体は体育学の一分野として、あらゆる競技に取り入れ
られておりますが、私はその手法がかなり雑で、効果が薄いと見ています。それ
述べますと長くなりますので省略しますが、ここで私が自分で体験し、それを応
用して開発したメンタルトレーニングの一手法をご紹介いたします。それが「あ
がり応用、メンタルトレーニング法」です。