民主党の正体って、こんなもの?

 

 舞黒一太郎です。


 民主党河村たかし氏は、国会議員の年金が国民年金に比べあまりに優遇され
ていることを指摘、その改革なくして国民年金を論ずる資格無しとの論を展開し、
国民の支持を得ましたが、かんじんの身内であるはずの民主党の同意を得ること
は出来ませんでした。これは先の参議院選挙で躍進した民主党という政党が、や
はり真の国民政党ではないのでは?という疑問を、密かに芽生えさせた一コマで
ありました。


 この出来事で国会議員の職務に絶望したせいか、河村氏は2005年、春の名古屋
市長選挙に立候補することにしました。彼の発表したマニユフェストは、「市長
の給与を800万円に減額すること」や「退職金の廃止」「職員の人件費総額の10
%削減」「企業誘致を積極的に行うこと」など約100項目を掲げました。


 この発表に先立って民主党愛知県議団は河村氏からマニュフェストの聞き取り
を行いました。その結果、県議からは河村氏の政策には実現の手順が明らかでな
いという意見が多く、河村氏を支持する声は出ませんでした。それどころか驚く
べき事に、県議団としては自民党公認の松原氏を支持することを決め、県連に伝
えたということです。


 改革とは口ばかり、立場こそ違え、自らの痛みを伴う改革にはこのように身内
の議員でさえ潰し、敵対している自民党公認候補に乗る、どうやらこれが次の選
択肢である民主党の正体のようです。


 ※ 河村氏は名古屋市長選出馬をとりやめたようです。