見て見ぬふりも、いい加減にしないと

舞黒一太郎です。 2005/1/5


妻に対し、ダメで悪い男が浮気をしたとします。そこに至った男の言い分は別
として、妻はその不貞行為に対し夫を責める権利があり、裁判所に申し立てれば
一方的に離婚が成立します。したがって慰謝料、養育費等の話し合いでは当然優
位に交渉を進めることが出来るわけです。


 ところが別れた後の経済的問題や、夫への未練、子供への悪影響などから離婚
しない道を選ぶと、この立場は逆転します。つまり妻はこの夫の不貞行為を容認
したことになるわけです。こういったことが繰り返されるなら、夫の不貞は離婚
要因とは認められなくなります。

 つまり相手が悪いことををしているのに、それを自分の弱さ、怠惰、もめる事
自体を嫌う気の弱さなどから相手の責任を問わなかったり、見て見ぬふりをして
いると、それは相手の悪い生き方、やりかたを容認したと取られるわけです。


 こういう悪い輩は、自分が100回悪いことをしていても、相手が1回でもそ
れに近いことをすると、鬼の首を取ったのごとくこちらを責めてくるのが常套手
段です。


 よく考えてください。妻が、親が、先生が、国家が、国民が、、、、相手が悪
いことをしているのに、その責任追及をせず、見て見ぬふりをしているから今の
おかしな状況になっているのです。それはその悪を認めたのと同じであるという
ことをよくよく認識していただきたいのです。