急げ!警察改革

舞黒一太郎の優雅な電脳日記

   
目次 http://d.hatena.ne.jp/microititaro/20040911


舞黒一太郎です。


週間ポストで、警察とパチンコ業界の癒着問題が取り上げられています。わが
国の犯人検挙率はすでに20%台にまで落ち、各地の警察内で行われている闇金
プール、転勤ごとに繰り返される過剰な餞別制度、罰金を予算化していることか
ら派生する、罰金を取るための取り締まり、不要な安全協会という利権、そして
30兆円とも言われる巨大産業、パチンコ業界との癒着など、この国の警察はも
はや国民の信頼を受けてはおりません。(テレビで、あちこちの警察官僚が頭を
下げている姿)が報道されることはもはや日常茶飯事になり、ただ単に、他に選
択余地がないから容認されているだけ、といった感じすらしてきます。


 国民の安全を守ってくれる信頼感、正義を守ってくれる強さはどこか陰の部分
となり、国民のささいな過ちにはうるさく、横柄、かつ身内にはじつ甘い、イヤ
な組織になり下がっています。


 もともと警察官を志したような人は、潜在的に国民の安全確保、不正へ正義の
番人、という警察の真の目的を持っていたはずです。それを果たすためには、今
のどうしようもない、組織をあらため、もう一度、国民本位で、心からの信頼を
得るような体質にもどさなくてはなりません。


 武力派遣を実現するための憲法改正などということよりも、日本を代表する電
子工業界よりもはるかに大きい隠れた30兆円産業、パチンコ業界を、誰もがや
っている換金を正当化するだけで、闇の多い、うさんくさい部分を消去すること
が出来るのです。これは政治家の仕事であり、提案さえすれば、族議員以外は誰
も反対できない性質のものです。なぜ今すぐできるこの決断を、わが国の政治家
達は行おうとしないのでしょうか。


 実現できれば今までダーテイであったお金が、たっぷりと国に入ってくるよう
になりますし、業界も明瞭化し、よいことずくめです。困るのは、取り締まる側
にありながら業界と癒着している警察、族議員、そのおこぼれにあずかっている
人、北朝鮮だけなのです。

 北朝鮮の不遜な態度に経済制裁論が高まってきていますが、不明瞭なこの巨大
産業であるパチンコ業界の改革なくして、真の制裁は不可能であることも付け加
えておきます。


 警察業務の遂行のため、どうしてもお金が必要ならば、国民の罰金をあてにし、
国民をはめ、陥れるような今のこそくなやりかたを一切やめ、堂々と予算を請求
すればよいのです。
 餞別制度は廃止。犯罪予防路線への転換、アウトソーシングの促進とその利権
防止の徹底化、またこれだけ治安が悪化している現状を国民に訴え、昔の駐在所
がおこなっていたように、「警察が国民の情報をある程度管理していた事態」の
復活があってよいではと思います。


 泥棒を捕まえる側に大いなる問題があっては、国民の信頼を得られるわけがな
いことを肝に銘じ、警察組織の再構築をすべき時が来ていると考えます。