八十八カ所めぐりで教えられたマイペースの大事さ

舞黒一太郎の優雅な電脳日記

　舞黒一太郎です。

　先日、逆打八十八ヶ所巡りの四十五番、岩屋寺に行ってきました。岩屋寺は八
十八ヶ所の内、一番きつい登りがある難所で、私も前回、結構辛かったと記憶し
ていました。そこで今回は作戦を変え、ゆっくりと、マイペースで行くことを決
めており、前回使用しなかった金剛杖を道ずれに歩き始めました。

　足の早い人はどんどん追い抜いていきます。しかしまったく気にしないことに
しておりましたので、意識的に息を整えつつ、ゆっくりと登っていきました。

　自分でも驚いたのですが、本堂に着いたとき、まったく息が乱れておらず、と
てもさわやかなのです。先着したほとんどの皆さんは結構へばっておられました
が、私はまったくいつもとかわらずお勤めをすることが出来ました。

　気持ちだけは若くとも、もう体はついてゆかないということは、ひしひしと実
感しており、特に若いころ体力に自信を持っていただけに、よけいに自分の老い、
衰えをより強く感じておりました。それだけに今日の体験はとてもうれしいもの
となりました。

　（マイペース）、それが私を救ったキーワードです。無理をせず、自分のマイペ
ースを知り、それに合った行動をする、これさえ守ればまだまだやれそうです。