これから中国進出企業へのアドバイス

舞黒一太郎の優雅な電脳日記

   
目次 http://d.hatena.ne.jp/microititaro/20040911



 


 舞黒一太郎です。


 いまや日本経済にとって、中国の存在はとてつもなく大きいものになり、今ま
で様子見をしていた企業も、雪崩を打って進出しようとしています。しかし大き
なリスクがあることを覚悟しておかないと、かって韓国で失敗企業が続出しのの
と同様な事態が起こります。


 先日、中国政府の厳重警備体制下でおこなわれサッカーのアジアカップの決勝
戦での日本蔑視行動は、よくあることではすまされぬものでした。この背景には
尖閣列島占領にみられるように、中国政府の意図的な反日教育があるのは明白な
事実です。


 実際の災禍をまったく体験していないにもかかわらず、中国政府への一方的反
日教育に踊らされている、この小天皇達は、いかなる喧嘩をしていても、日本の
悪口に問題をすりかえれば、すぐ和解するといわれています。逆に日本がいかに
彼らに尽くしても、「過去に悪いことをしたことへの償いだから、それをするの
は当然」ということになり、さらにより大きな要求をつきつけてきます。


 この悲しむべき実態を引き起こしている原因は、自らの政策失敗のツケが自分
達にふりかからないよう、日本に向くようにしむけている、ずるい中国政府その
ものにあります。


 国民、住民に対して過酷な政治をおこうと、当然批判は自分たちに返ってくる
ことになります。これをさせないため、ずるい為政者の最初にとる行動は、スケ
ープゴート(いけにえの羊=もの言わぬおとなしい仮想的の敵)を用意し、憎し
みをかきたて、あおり、場合によっては戦争にも踏み切ってみせます。相手は弱
虫ですからすぐ逃げるので、戦勝をアピール出来き、これで一切の自分たちに対
する批判を消すことが出来ます。


 この手法で小泉氏は存在してもいない(抵抗勢力)と戦って見せ、見事、国民
をペテンにかけました。ブッシュも同様のことをイラクで仕掛けましたが、こち
らは化けの皮がはげつつあります。


 しかしこれらの政策がうまくない場合は、批判者同士が離反するよう、批判者
達に格差をつけ、下の者のうらみが、仲間の上の者に向くように計ります。それ
国民年金対象者に格差をつけてみたり、労働組合に獅子中の虫である第二組合
を作るといったことや、江戸時代にあった、身分制度(士、農、工、商、穢多(
えた)、非人)などを作るといったやりかたと同じです。


 5割を越える年貢を課しては、農民は生きていくのさえままならず、飢饉が起
これば餓死者が続出します。そこで一揆の続発となるわけですが、その下の階級
である非人をいじめさせることにより欲求不満をそぐという汚い制度です。当然
農民と非人とには、埋めることの出来ない憎悪が残り、「カムイ伝」の世界とな
ります。


 これらすべて、スケープゴートである日本や、日本の旗を焼く中国の小天皇
に原因はありません。またそれぞれ歩み寄っての話し合いで解決できることでも
ありません。なぜなら農民も非人も悪くないばかりか、踊らされてお互い傷つき、
不毛でさらに不幸な境遇に追い込まれている犠牲者なのですから。
 真のワルはその原因を作った者である日本政府であり、徳川幕府であり、自分
たちだけよい目をみ、共産主義の不条理と資本主義との葛藤を解決出来ない、な
のに経済の驚異的発展で中華思想病が再発している、現中国共産党政府なのです。


 政府間交渉で、ワルに対し、下手に出ることは最低の対処方法ですが、喧嘩の
やりかたも知らない我が国政府は、まさにその愚を行おうとしているように見え
ます。それはなんの問題解決にはならず、なめられ、さらに要求をエスカレート
され、事態はさらに悪化するだけだからです。弱い日本国民にはあれほど強い犠
牲を強いているのに、アメリカ、韓国、北朝鮮、中国といったワルには、なさけ
ないほど弱いのが、小泉外交の真の姿です。


 この不幸な状態を変えるには、中国が友好を前提にした歴史教育に改めること
と、日本もそれに答えられる、もっと人間として尊敬できる、正義の国になる必
要があります。しかし客観的に見て、その道はお互い遠いと思われます。である
ならば、アンフェアーな中国の現政権の政策が当面変わることはありえません。


 とすれば、これから対中国に新規進出、投資をしようとしている企業家、投資
家と、すでに進出して成功している企業ともども、対日感情はきわめて悪い方向
に急変しつつあることを認識し、それに対する準備をしておく必要があります。
風の方向はもう変わっておおり、火の粉がふりかかる可能性はきわめて高くなっ
てきており、一発触手の状態は近いとみています。実際に火の粉が飛んできてか
らの対策では遅すぎです。